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『Throwdown』 JAMBASE.COM
マーズ・マッシュルームズ
アメリカン・ロックのサブジャンルである「ジャムバンド」をヨーロッパに輸出しようなんて、誰が考えたことがあっただろうか?それに、ドイツ人の キッズたちが、このジャンルの音楽を完全にマスターしてるなんて、夢にも思わなかっただろう。僕もそんな様に感じてはいたものの、正直それについて深く考 えたことすら一度もなかった。そういうものなのでは?
ポジティヴで遊び心のある歌詞、力強いサムピング・ベース、軽快に突き進むバップ・ドラム、骨太なオルガン・サウンド、ワカチャカ歌うワウワウ・ ギター、心地よく響くパーカッションのアクセント、熱狂的なギターソロ。そしておまけにディジリドゥーまでも。ニュルンベルグをベースに活動するマーズ・ マッシュルームズの初ライヴ盤である『Throwdown』では、これらのすべてが楽しめる。 [...] さらにここでは、過去と現在、あるいはまた未来における、ジャム・スタイルのすべての要素が、巧みに少しずつ表現されている。ディスコ・ビスケッツの流れ を汲むトランス系の反復、ブルージーなシャウト、ヒッピー・ファンク、マキスパ・ポリスマン調のレゲエ、デッドスタイル・ロック、アメリカン・ミュージッ ク、ミーターズに影響されたギャラクティク系のファンク、フィッシュ流のごちゃ混ぜ主義や、変拍子のバップリシティ等々。そう、そしてこれらは全て英語で 歌われている。[...]
聞くところによると、彼らはヨーロッパでジャムロックを演奏し、それを見事にやってのける、極めて数少ないバンドの中のひとつだという。 [...] 彼らはヨーロッパ以外の地域でもツアーを計画しているようだが、そのチャンスはおそらくあるであろう。実際、ワイドスプレッド・パニックのデイヴ・スクー ルズ本人が、彼らのサウンドに一目惚れしたとの噂もある。最初はビッグ・ウーを聴いているかのように、僕には感じられた。けれども、アヴァンギャルド的な 要素においてはまだだとしても、ハツラツさや奇抜さ、独創性やチャレンジの面においては、彼らの方が上なのではないだろうか。
[...] そう、マーズ・マッシュルームズの『Throwdown』は、まさに「スローダウン*(注)」なのだ。このアイテムさえあれば、彼らがヒットを飛ばすのも時 間の問題だ。勝利への道のりにおいては、他ならぬトレーニングや心構え、時には失望も不可欠だ。彼らの得意プレイを発揮してヤンキースを打ち負かすこと が、やり甲斐のある課題となるであろう。
2003年4月21日
ヨシ・マツモト
*(注) ダンスや音楽やスポーツなどで、ちょっと難しい技を決めたりしながらライバルに挑戦つつも、楽しみながらパーティー気分で盛り上がること。
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『Transparent Eyeball(透ける眼球)』
SCHALLPLATTENMANN.DE
マーズ・マッシュルームズ(Independent Rock)
「緑の草原をますます青々と輝かせる、
スペースエイジ・ヒッピー達のファンク&ロック。」
またもや新手の先取り指向の宣伝文句が広まってくれたおかげで、2週間ごとにロックの歴史を書き換えずに済むのだから快適だ。マーズ・マッシュ ルームはこの音楽業界の落とし穴をさ迷うことなく、しっかりと腰をすえ、自然な成長を遂げている。彼らのニューアルバム『Transparent Eyeball(透ける眼球)』は、画期的な表現を試みる代わりに、音楽的な感情をストレートに表現している。だからこのアルバムもまた、魅惑の香りで いっぱいだ。2枚のEP盤、アルバム『Dive (ダイヴ)』とライヴCD『Throwdown』での最初のフルラウンドに続いて、派手な演出をすることなく、今まさに緑輝く草原へと出発する。
ロックやファンク、アメリカン&ヒッピー・ミュージックの要素を求め、彼らは楽しみながら、「スペースエイジ・ヒッピー」の名を意のままにす るジャムバンドの周囲を探し回る。大企業の背景を臭わす、ありがちの空気はここには一切ない。デッドヘッズやフィッシュの仲間達が喜ぶのももっともだ。ト レイ・アナスタシオ、ビッグ・ヘッド・トッド、ワイドスプレッド・パニックやマーズ・ヴォルタの音楽に、いつでも自然と体が反応してしまうような人は、 マーズ・マッシュルームズの若者達との旅の計画を、すぐさま予定に入れるべきであろう。
ジェラルド・ヴィンディ
2005年4月18日

